写真集発売のお知らせ / ご購入いただいた方、どうもありがとうございます
2008年9月中旬、工場地帯の写真集「INDUSTRIAL AREA」を出版しました。
個人出版という形で、2500部を発行しました。大きな書店さんでないと店頭
では見つからないと思いますが、その場合は大変お手数ですが書店さんでご
注文いただくか、下記の出版社ページからネット書店経由でご注文ください。
約17年間にわたって撮影した写真を、96ページにまとめました。夜、夜明け、
日 の出/日中、夕暮れの4章構成です。 出版社のページは下記になります。
幻冬舎ルネッサンス
今回、個人（自費）出版という形で本を初めて作成したのですが、担当してくれた編集者の方は本を制作
することに対して非常に熱心な方で、とても良い写真集にすることができました。完成した本を、できるだけ
たくさんの人に見ていただくためのPRについても、非常に力を入れてくれています。現在までで、およそ300
冊ほどを、買っていただくことができました。購入してくださった皆様、本当にどうもありがとうございます。
工場地帯の写真をとり始めたのは15年以上前で、それなりに作品の数はたまっていたのですが、写真
集という形で世に出す、ということはやはり難しいだろうとずっと考えていました。ところが一昨年の夏、た
またま会社帰りにいつも立ち寄る書店で見つけた写真集「工場萌え」を見て、考えが変わりました。「自分
の写真でも、立派な写真集ができるのではないか？」「今やらなければ、きっとあとで後悔するのでは？」。
同じ頃、朝日新聞の記事で「工場萌え」が3万部も売れていること、Mixi内に工場を見ることが大好き
な人たちの大きなコミュニティがあることも知りました。その後、何社かの出版社とお話をさせてもらい、た
くさんの工程を経てようやく昨年の9月に発売することができました。本を制作するということはもちろんは
じめての経験で、編集、デザイン担当の方との打ち合わせに始まり、本の大きさやページ数決め、写真の
レイアウト決め、文章の校正、印刷、発売まで、本当にたくさんの貴重な体験をすることができました。中
でも印刷会社での立会いは印象に残っています。9月はじめのまだ暑い日でしたが、実際に使用する用紙
に印刷した時の仕上がり具合を、丸1日かけて確認しました。インクのにおいと機械が稼動する大きな音が
充満した工場内で、これまた非常に大きな印刷機をオペレータの方が操作して、ページごとに色をこまかく
微調整しながら何枚もためし刷りをして、机の上に並べてくれます。それを1枚1枚しっかりと確認し、どの色
で行くのかを決定してオペレータの方に伝えます。全ての写真を確認が終了したのは、夜の7時近くでした。
今、撮影に取り組んでいる工場、まだ行ったことのない関西方面の工場地帯など、まだまだ自分では撮り
たい場所がたくさんありますが、今後もたくさんの写真を撮っていきたいと考えています。ブログのほうでも、
写真を順次掲載していく予定です。これからもよろしくお願いいたします。どうもありがとうございました。
2008年9月12日〜30日まで、渋谷パルコPart1の地下1階にある
書店、Libro内の写真集コーナー横で、パネル展示を行いました。
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